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液状化現象1.jpg
なお 挨拶.jpg

最近さぁ、
地震とかの話題で液状化ってよく聞くけど、いまいちよくわかってない部分もあるんだよね。
​シュウその辺も含めて教えてくんない?

ん~、私は無駄にダラダラするのに忙しかったのに~、
仕方ないぁ。

じゃあ始めに、​ナオさんは液状化についてどう認識してます?
一言でいえば、固体のはずの土が液体の性質をもつ現象なんすよ。

​あのねぇ、わかりにくいから教えてって言ってんの。

​なんかムカつくけど、よろしく。

ウィー ムッシュ、
左の図を使って説明していくっす。
図には家が安定して建っている状態のものがあるんすけど、
ここで
青枠で示した部分に注目していくっす。

液状化現象2.jpg

どうして青枠の部分なの?
​地表面の土の方がわかりやすいじゃん。

しゅう へー_edited.jpg

それは、液状化する土の条件に水で満たされていることがあるからっす。
この条件は後で説明するんすけど、液状化の説明をするのに条件に合った部分で液状化の説明をするためっす。

しゅう へー_edited_edited.jpg

さて、​この青枠の中の土の粒には
家の重さと黄色枠の土と水の重さが伝わってまして、
​この、
伝わっている重さの力を黄色矢印
水による圧力(水圧)を青矢印で表現してみます。

いや、ちょっと待て
何で家の重さや土の重さっていう黄色矢印がいろんな方向から来てんだよ。

それは、伝わる力が土の粒を伝わっていろいろな方向から力がかかるのと、下に力を伝えたときにその反力がかかってくるからっす。
​そうすると、粒同士が接触しているところにはその土の粒を動かさないようにいろいろな方向から力が加わるんすよ。

液状化現象3.jpg
なお ほ_edited.jpg

さて、ここで地震が起こった場合
青枠の中の土には伝わっている重さの力はそのままで左右に振られます。

​左右に振られても青枠の土が踏ん張ってるねぇ。

でも、水圧はちがうんす。
右に振れたときは左に残ろうと、
​左に振れたときは右に残ろうという力が発生するんす。

例えるなら、水槽を振った時に
中の水が振られるような感じっす。

​地震などの振動があったとき、土が振られるのに合わせて水も動こうとするんすけど、
土の中なので土の隙間を抜けるようにゆっくりとしか動けないんすよ。

​あのバシャバシャとなる感じね。

しゅう グッ.jpg

すると​右に動こうとした水が動き切る前に土は左に振られるんで、
​動き切れなかった分の力が水圧の上昇となって残ってしまうんす。
​1回、2回の振動ならの上昇した水圧も水の動きで元に戻っていくんすけど、地震のような継続的な振動の場合は少しずつ上がり続けるんす。

そして~、
​振動の周期により水圧が元に戻ろうとする早さより水圧の上昇のほうが早い場合、水圧は上昇し続けぇ~

​なんで興奮してんだよ…。

水圧伝わっている重さの力を超えてしまい、液状化が起こるんすよ!

​わかったから、落ち着け…。
​興奮しすぎだ。

、、すいません、水圧とシンクロしすぎました。
そんで、
水圧伝わっている重さの力を超えたときなんすけど、
そうなると、重さは伝わっているはずなのに水圧が肩代わりしてしまうんで、伝わっている重さの力がゼロと同じことになるんすよ。
そうなると、土の粒に
伝わっている重さの力が土の粒を動かさないようにするっていう役割をはたさなくなるんす。。

でも、家の重さと土の重さを水圧が肩が利したとこでどうなるのよ?
​役割がなくなって、そんで?

土の粒が自由に動くようになる。
​つまり、ザラザラの液体の状態に変わるんすよ。

つまり土のはずなのに液体になる。
だから液状化か。
​他にも聞きたいことあるんだけど…

長くなったんで、
続きは次回に!

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